一番右のナイロン弦のアコギをここ数年弾いる。音が柔らかくて優しいので気に入っているのだけどスティール弦のカチッとした音を探していた。
ホノルルに来てフェリーシアのギター(ブルーの)を弾いたら改めてスティール弦の良さを実感。そんな気持ちを話しているとリュウスケがwebの個人売買でフェンダーのアコギが$70で売りに出てるのを発見し、さっそく連絡するとオーナーが数日後に見せてくれることになった。
夕飯の鍋の準備をすませ食べる直前だったけどオーナーが見せにきてくれたので下まで降りて本人に会うと売り主は素人で、いつか弾けるようになりたいと練習する為に買ったのだが、ほとんど触っていないと言う。
現物はほぼ新品の状態で弾かせてもらうとコードを押さえる指にとても力が必要ですごく疲れる代物だった。オーナーはすでに数人に見せたがみんな買わなかったというのもうなずける。これでは練習するのも嫌になってしまうから。陽に当てすぎてネックが曲がってしまったのだろうか。。ボディーは良く、直る可能性を感じたし、知り合いの子供にあげてもいいかなと考えた。
売り主はどうしても売りたそうだったので値引きを相談すると$40になり最終的にはギター本体とソフトケースに新品の備品が全てついて$32.75で売買成立した。
リュウスケの家に戻ると夕飯の鍋が1ラウンド終わった所だったが彼らに経緯を話すと
クローゼットからあらたにケースに入ったYAMAHAが出てきた。
弦は錆びていてネックのスクリューが一つ壊れている。切れてなくなってる1弦をさっき買ったフェンダーの備品にあったスペア弦を張り弾いてみると中々いい感じ。
ボロくてもこんなのがあったらいいなぁーと想像していたのにもっとも近いものが現れて驚くがリュウスケが「もらったものだけどずっと弾かないでしまわれてるから弾く人が持ってた方がいいし、良かったらあげるよ」と言われまた驚く。
ということで、たいして弾けないのにいきなりギターが3本になった夜にstoke。
Fenderは結果的にネックが曲がっていて弦が張りすぎている状態だったので付属の六画レンチでネックの角度を水平にすると驚くほど軽く弾ける良いギターになり、他の人が買わなかったので自分に回ってきたのだが、残り物には福があったようだ。
この音を出す道具達は今日を楽しむのにとてもチカラになってくれるし、弾いた際に楽器からでるアルファー波は脳を刺激して気持ちをとても癒してくれる働きをするので、どこに行くのにも手放せなくなっている。
音楽は眼に見えないからこそ、すごく想像的だし、とても自由だから大好きだ。
自分の音楽が少しでも表現出来るよう練習あるのみ。