北上しながら空港を過ぎて土盛海岸近くにあるサキバルの家に着くと早速バルサンを焚いて部落の纏め役クチョーさんへ焼酎・里の曙、三年貯蔵の一升瓶を持って挨拶に行ったら公民館では敬老会の宴が始まろとしていたところで上がって飲んでゆけと参加させてもらいました。

偶然にも島に来た日は地元祭の中日で有り難い事に沢山の食事やお酒を飲ませてもらいみんなで三味線、太鼓で盛り上がり踊りまくりでオジーオバーのパワーが凄かったです。

代わる代わる皆さんが口を揃えて来月の運動会で走ってくれと頼みにくるのは嬉しい反面、脚の怪我が完治してなく神経が切れている話しをせねばならずに心苦しかった。

いざという時、頼りになるのは健康な体ですね

来てそうそう皆さんの集いに交ぜて頂き、地域の沢山の方々といっぺんにお会い出来たのは幸い。
ただ名前を全て覚えるのはいっぺんには難しいから追い追い教えてもらって仲良くしてもらいたい

宴も酣、後片付けと皿洗いを手伝い速攻で終わらせてから酔ッパライのまま家を大掃除しまくって夕方ガス屋さんに来てもらい一日の終わりに温水シャワーを浴びれて何とか暮らせるようになってホッとした。

朝、起きると自分の家で寝てた事に改めて嬉しかった。

自分のペースで生活できる家での暮らしは何年ぶりだろう？

キャンプや間借りでこの七年を乗り切ってきた事が此処へ繋がっていたのかと思うと道程は険しくも生き方が無いわけでもないと考え深く感無量の心境になった

ようやく暮らし始めたこの家も期間限定リースの約束なので、個展ツアーが始まる年末の前までに次の家が見つかるかはまた新たなご縁とタイミングだろう

家の窓からは海がみえ、草木が繁り虫や鳥が賑やかに過ごしてる。
この島を代表する美しいビーチまで歩いて三分、サトウキビ畑に囲まれてるのでハブ天国でもあり要注意だけれどきれーぃな海と空気、それに熱い人情が幸せだ

翌日も夕方から三軒の家を廻りながらお祭りするから必ず来いと皆さんに念を押され参加することになりハードコアな村祭を体感した

何でも数年前までは一軒一軒の家を全て廻り、踊ってもてなしお祭りしていたそう、しかし最近は高齢化が進み皆さんの負担を軽減するために三軒くらいにしているとのこと。

江戸の神輿や盆踊りが馴染みの祭だったけど、それらとは全然違う、阿波踊りの手先に沖縄的な音と思いきや様々な文化が混じり合い出来た奄美オリジナルの祭スタイルはハードではあるけど人情はとても心地好いし、サークル状になり男女で掛け合う踊りは色っぽくも粋で三味線と太鼓の音にはただただ感動する。

気候と共に暖かい心の人々が堪らなく素敵だ。
みんなとセッションしながらもっと多くを学ばせてもらいたい

何をするんでもまずは健康な身体！！（繰り返し）

自己管理不足には違いないけど疲れが溜まって出てきたか、この数日、咳と鼻水が止まらずに辛くなってきてるから養生せねば、、
木曜辺りにはまた台風スエルが入りそうだし、体調万全にして挑戦したい！！

なんにしてもやっぱり来てよかった～

毎日の中で海や山、きれいなものからもらったエナジーで作品を制作して世の中のみんなへ還元出来るように頑張ろう！！

奄美やこの宇宙の自然と人々、全ての命へトウトガナシ