先の週末にお陰さまで青森の展示は程よく整ってきたので会場はモンベルスタッフの方々に託して今は八甲田山にて山篭にきました。

豪雪のパウダースノー天国で全ては真っ白な世界で厳冬期にはマイナス二桁も珍しくないここには素晴らしい湯治場の酸ケ湯温泉があります。

乳白色のお湯の効能は素晴らしくて数年前に来て以来いつかまた絶対に来たい場所でした。

今回の個展ツアーは長期戦で十ヶ所を約九ヶ月間かけて展示の為に旅しながらサバイバルするので二カ所目の現在はまだまだ序ノ口ですが正直いうと既に蓄積した疲労で体がまた壊れてきているので雪の中で湯治しにきました。

これから乗り越えなきぇれば成らないハードルも多いというのに昨年の旅や奄美から東京まで来て展覧会の仕度準備に新しい住みかの発掘もなかなか上手く行かずに綱渡りな暮らしと激務による過労からまた壊れてきてしまった患部を治す為に硫黄たっぷりの白いお湯につけて布団で寝ると徐々に癒され回復してくるから不思議です。

今後の身の振り方を考えながらもまずは体を治してまた全力で闘えるように成らなくては明日はありません。

雪国で感じた事を先日は会場でライブペイントして二点の新作を描き制作を公開しました。

青森の方々はとてもシャイで記帳すらしないかたが多いのですが子供達は覗いては興味津々なのでお父さんもお母さんもオジーもおばーもみんなに自由に楽しんでもらいたいものです

今日はスタッフの方から展示しているフレームに入れた絵のプリントを購入希望するお客様が来たと連絡を受けて東北の青森にも自分の作品に感じてくれる方がいることがわかり本当に嬉しい気持ちです！！どんな方なのか是非お会いしたかったなぁー
作品を買ってもらい作家は生かせてもらっておりますので出来るだけ直接感謝の気持ちを伝えたいと思っています

日本を旅するとこの国は本当に素晴らしい人々と風景の宝庫だと実感します。
これからも旅を重ねて移動しながら自然界やこの宇宙をより理解して物事や命の生きる本質に迫り感じたこと描き表現する暮らしを続けて己と現世に挑戦してゆきますので皆様どうか応援してやってください

いつかどこかの地に安住を許されるならば野菜を育て自給自足の生活がしたいです。それまではキャンピングカーがベストかもしれません

子供や家庭を持つなら最低条件であろう家賃やライフラインを維持して年金や国保など当たり前の事を普通に安定して支払える自分になるにはまだまだ精進が足りないけれど、ホームレス暮らしの経験はどんな状況だろうと生きる事は可能だと教えてくれました。

幸せは人それぞれだけど魂が納得する生き方をしたいと思います