MYKさんに紹介してもらったレイチェルに車をロコレートで借りれたから、ずっと心残りで心配だった俺のトラックの所へいった。
Jojoが一年間$50で道ばたに止めていいよと置いてきたけど、その道にまたきて車が見えた時は泣きそうになり心が弾んだ。
近くでみるとガラスも割られておらず土に還るべく時が経っているけどそのままでそこにいた。
運転席は錆びて開かず、バックドアを開いて必要な荷物を取る。
サバイバルな日々を支えたLifeStuff達を目にすると数々の想い出が蘇った。
荷物仕分けの作業をしてると身体中にタトゥーの入ったブラザーが坂から降りてきて
お前は誰だ? このトラックのオーナか?と聞かれた。
内心、1年半もおきっぱでどやされんじゃないかと肝を冷やしながら挨拶して今までを話しショーのフライヤーを上げると理解してくれて笑顔で頑張れ!と言ってくれた。
とてもうれしい。
日も高く登ってきて暑い中に汗をボタボタ垂らして作業を続行中
今度は裏の家のおばちゃんが出てきて、あんただれだ? この車のオーナーか?と同じ質問にさっきと同じに事実を正直に話した。するとアンティーはこの場所に止められると裏口に車が入りづらいからもう少し後ろにずらして置いてね〜私もISUZU TROOPER乗ってるけどいい車よね〜 ここはみんな車を止めると近所のバッドボーイが盗んだり壊したりするけどあなたのは無傷で本当に良かったわ〜〜 きっと祝福されているのね。あなたの活動を応援するわ〜 と笑顔で去っていった。
カナリボロいトラックだけど地元の人達に守ってもらっていたのを実感した。
なんとも心が癒されて、ここに自分が居た事が誇らしく思えた。
この車が再度リーガルに走れる可能性は低いので記念に剥がれかけてた4WDのエンブレムを剥がしてキープする。
一通り荷物を積み替えるとアンティーの希望通りに車を後方に移動しようとトライした。助手席から乗り込みバッテリはもちらん上がってエンジンはかからないから運転席側から外に出て正面を押す事にした。 止めた所が坂道だからちょっと押すとトラックは動きだした、急いで運転席に乗り込もうとドアを開けようとしたら錆び付いて開かない。 乗れないまま慌てていても坂道を動き始めたトラックは徐々に加速し始め、車と並走しながら走って坂下までいくとフェンスの前のヤシに当たって止まった。。
道を斜めにブロックした形で止まったトラックをどうするか?
軽く心臓はバクついてる中、独りで押してみたもののビクリとも動かない。
近所の通りに出てみると工事現場のロコがいたので必至こいてヘルプを頼むと
家族で快く手を貸してくれて、今度は一緒に前に押すと車は軽やかに動き始め
「さぁブラ、飛び乗ってハンドルをきれ!」とアンクルが叫んでタイミングを合わせて
飛び乗り進行方向を上手い事決めれて路肩に止める事ができた。
手伝ってくれたみんなにお礼を言ってドワイにもらったバナナをあげようとしたらもう食べたからいいよ〜〜と笑顔で応えてくれた。
車が道を塞ぎ独りで一時やばい!!!と冷や汗をかいたけど皆のお陰で本当に助かった。何が起こるか分からないけど、この島は本当にALOHAが生きている。




