一番観に来て欲しかった人が僕の個展を観に来てくれましたぁ〜
今までの人生で出会った人の中で一番狂っている人と言っても過言ではない
キヨシハヤシさんです!!
$1=360円のころに世界を一周している男は息子であっても
中々認めてはくれません。(息子だからか。。)
思い返せば僕が4歳の時に彼は脳梗塞を煩い44歳で人生がブラックアウトしてしまい、想いを果たせぬまま家族もシャットダウンしてしまった。
今までに何回も開催している個展も中々観てもらえなかったので
この何十年の成果を今回が初めて観覧をしてくれてたのです。
幼い頃から今まで「バカ者」としか言われてきませんでしたが
この日は「なかなか上手くなったな」と褒めてくれました。
これは身近な人なら分かると思いますけどカナリ、ショッキングなことです。
以前に褒めてもらえたのは10年前に文化庁からの奨学金が決まって文化庁長官から送られてきた書簡を観た時に「お前もまぁまぁやるな」でした。
生い立ちもさることながらスーパーシャイ&素直になれない性分なので
もの凄い才能を持っているのに世間へ出してきてないのがこの人です。
歳を重ねるごとに彼の気持ちも段々と少しづつ分かるようになってきました。
昭和初期の人はなんと表現ベタなのでしょうか。。
この日は一通り観ては颯爽と会場を後にして
しばらく経って戻ってきたかと思えば
駅前のデパートで食べきれない量のお惣菜や弁当を買い込んで差入れてくれて
気持ちの籠ったご祝儀まで置いて行ってくれたのでした。
心ばかりのお礼にと「あれはいいね」と褒めてくれた
[Mango]と[Ukulele]の大きなプリント作品をあげました
短気な人なので色々描いたりは出来なかったけど
今まで心配をかけてきた父親へ自分の作品を贈れたのが嬉しかったです。
好き嫌いのハッキリしている人だから喜んでもらえたかな?
産まれたと同時に死に向かう我々の命は
期間限定のリミテッドですが
生きているうちにまた新作を観てもらいたいものです。
オヤジ来てくれてありがとうね〜!
また会える時を楽しみにしてます
