奄美へ還ってきて海に入り泳いでいると早速とんでもない大物と出会った。
自分の身丈と同じ位のデカさの生き物と水中で出会うと驚いて一瞬だけど心臓が止まりそうになる。
大きな巨体が向こうから近づいてきて手の届く近さで眼をグルリと回し「お前は何者か?」と見定められた気がした。
大きな身体で優雅に泳ぐ様子に見惚れながら一緒に泳いでいると呼吸するのを一時忘れて観入ってしまう。
あんな大物と家から歩いてすぐの海岸で会えるなんて嬉しいを通り越して上手く言葉で表現出来ない感動で物凄く味わい深い。
巨体なロウニンアジ(Giant Trevally)との出会いは初めてで夜になっても興奮して寝れずに深夜にスケッチしてみた。
この世にはあんなのがいるんだよね
釣り人が釣り上げたのを抱えてる写真などを見た事はあったけど海水の中で泳ぐ巨体を目の当たりにすると神がかっていて人が釣ったりしてはいけないような気もしてくる。
Webで調べてみると大きなものには毒があり食材としては流通出来ないので釣り上げてもリリースするようだけど引き上げるのに闘い体力を奪われたGTは死んでしまう個体も少なくないみたい。
魚は食べさせてもらってるけど根こそぎ網で捕まえたりスポーツフィッシングという遊びにはどうも理解出来ない。その日に食べれる分としての海の幸を頂けたら十分だろうに
人は他の命や環境に敬意を払い生かしてもらわねば罰が当たる。
あのGTも誰かに釣り上げられてしまうのだろうか?
魚の脳みそは小さいと言うけど大きくなった魚は経験して利口になったから生き延びれた訳で、一度騙された疑似餌など覚えていて同じ仕掛けには二度と食いつかないらしい。水を得た魚だけに馬鹿にはできない。
大きな海は本当に大きな命を育むんだなぁ
もっと大きな鯨なんかと一緒に泳いだらどんな気分だろうか
いつか海の中で会いたいな
ダイバン(大きな)GTにもまた逢え時が楽しみだ
明日も泳ごうっと!