灯籠流しをする為に作った灯籠の乗ったボートと筏を引っ張ってアンクル・アルビンと沖まで泳いだ。
ククイウラのハーバーに船が入水してから後続の筏をつなぐ作業中は海中で船を押さえている役目だったが右足に付けたフィンの固定するベルトを強く締めると根元からはずれてしまい、泳ぎながら船を引きフィンを直す作業に最初は焦ったが数回トライして最後にはなんとか外れた所を付けることが出来たので事無きを得て外洋へと泳げた。最初は沢山の人が見送る中だったのでやけに緊張したけど海へと出ると心が落ち着いていく自分が分かった。
夜の海はぐっと水温が下がるのでウエットスーツを着た。お陰で冷えた海水にも耐えられる上に身体が浮くので泳ぐのが随分らくだった。
外洋で潮の流れに乗せて岸へと戻ると遥か彼方に灯火が漆黒の海に遠ざかるのが見えた
遠い遠い彼方の何処へと着くのだろう。