きょう冬のウネリの一発目がノースにヒットした。
浜からは3〜4feetに見えた波もゲッティングアウトするとゆうに6feetを超えていた。去って行く波の背中が昨日まで見ていたフェイスサイズより大きい。後ろで崩れる波の音が「クぁーゴゥッうぁ〜〜」っとスゴい勢いでプレッシャーをかけてくる。勢いがすさまじくガンガン戻され簡単にアウトできない。大きいUp&Downにパドルアウトするだけでもかなりドキドキしていた。ピークで待つこと数分、お化けセットがやってきた。みるみる大きくなる一本目をやり過ごすと強いカレントに引きずられ、気がつくとインパクトゾーンにはまってしまい次から次に来る目の前で崩れる波をモグってかわすので必至だった。襲いかかる容赦の無いセット。かわす時も昨日まではひっくり返したボードを持っていられたが今日のは腕が千切られそうでノーコントロール。
今年の3月に冬の最後のスエルの時は同じ位の大きさで一発目にチューブを決めて調子にのり2発目で巻かれ、あまりの衝撃に慌てて海水をのみ息継ぎ出来ないままリーシュで身体をぐるぐるにまかれて洗濯機の様にもまれて5回目で本気で溺れ死にそうになった事を向かってくる波を見ながら思い出し躊躇した。凄まじい勢いに死を身じかに感じトラウマ恐怖を抑えて自分を落ち着かせる位しかできなかった。夏の間に扱い易いテロテロの波で腑抜けになっていたことを実感した。板が長過ぎてドルフィンできない。最近やっとリラックスして乗れてきてたけど全然ダメ駄目の要修行。ねじれたヒザと見えない眼も治さないとだが、そう簡単に行くわけないからこそ時間がかかっても焦らずに自分のモノにしていきたい。