コケエの山奥にあるキャビンで開かれた友人ALIKAのハワイアンファミリーによる集いに参加した。
メインロードから初めて入る山道を登るとひっそりと佇むキャビンに着き、みんなで談笑していると「釣りに行くとから来るか?」と聞かれてトラックの荷台に飛び乗りダートをしばらく揺られて着いた湖は逆さピラミッドのような傾斜に水が張られている貯水湖で中央では鮎を養殖してるという。
湖畔に座り気の棒に糸を巻き、先にチキンの肉を付けて水に垂らすと彼らが出てきて突っつきはじめる。ゆっくり引き上げても肉からハサミと身体を離さないのは陸へと釣りあげられる。
網に入れられ持ち帰られた彼らは、ビックスマイルの食いしん坊な少年により大量のバターでフライにされた。熱でさらに真っ赤に変わった彼らは食事の一品として出され、みんなでシェアする。
足をもいで殻を取り、口に入れた味は淡白だがエビに違いない。
自分の釣った分の命をありがたく食べて頂いた。