この数日、朝の起床が順調だ。
気持ちはもっと寝ていたいのだが日の出前に目が覚める。
夕飯を早く食べて早く寝てしまうから早くに起きていい感じだ。
昨日の朝は玄関で登る陽を眺めながらギターを少し弾いたが、今朝は寒気も引いて動けそうだったので散歩の準備をして近くの公園に行った。
ダイアモンドヘッドの下に広がる住宅街に挟まれた三角形の公園は座るベンチはなく芝生と横に低く長く伸ばした幹が素晴らしい巨木達が暮らしてる。
歩いていると一本の樹が魅力的に見えて登りたい衝動と同時に呼ばれた気がしたので近寄ると枝葉は生き生きとして何ともいい雰囲気をしている。
何と言ってるのか?と手を伸ばし樹に触るとゴツゴツとした貫禄ある樹皮の所々がめくれ上がり出来た隙間にアリ達の行列が見えた。
大きな命に寄生しながら無数に動く彼らの存在にハッとしながら冷静になる。
アリ達を潰したくないので反対側に回り、手を伸ばした高さで大きく枝分かれしている太い幹に駆け上がった。
登れば回りが見渡せ海が見えるかもしれないという想いは住宅らに阻まれ微かにしか青い海は見えず、公園の回りは車道の為に樹の上ですら落ち着かずになぜか寂しい気持ちになったのでいつもの浜に行く事にした。
朝陽で輝く浜には誰もいなくて精神を集中し自己問答するには最適だった。
軽いストレッチを行い、体をほぐして少しヨガをすると凝り固まっていた自分が少しづつ解放され優しい気持ちになった。
しばらくするとお腹が減ってきたので家でひとつだけ作ってキッチンペーパーに包んで持ってきたターキーハム二枚とオーガニックレタスのサンドイッチをゆっくり食べて味わった。
このプライベートビーチまで歩いて20秒のリックの家は最高のロケーションだが暮らしをシェアしきれないので出ることに決めた。
ここでの暮らしに期限がつき最短で次のルームメイトが決まるまで、最長で月末27日まで。既に明日には数人が家を見に来るらしい。
リックは優しい気の持ち主なのでいい方に転がってほしい。
毎日のことでリックの全裸にはだいぶ慣れてはきたが観ないように避けてる自分が居るのは精神的に良くない
あまりヒトのことは言えないが彼は己の世界にドッブリ漬かるあまりに昼夜問わない仕事の仕方や偏った食生活で人としてのバランスを失っている。
家中の窓を閉めきって暗室に暮らし陽にもあたらない生活の為にゾンビのような風貌に加齢臭が寂しさを倍増させる。
ナチュラルライフだと言う全裸生活を送り、今日も冷凍食品を温めて食べる
彼はハワイで30年以上も暮らし一見マジメで物静かな男だが望むままの生活にリズムをつけずに不摂生をして不健康に生きたらこうなるという生きた例として自分の将来を映す鏡であり、望む道を歩む方法を間違えるとどうなってしまうのか?
実際にナマで見て肌で感じてくらう為にここに居るのだと分かった。
大きな窓から見える眺めや十分なサイズのベッド、4っもストーブがあるキッチンにトイレ、冷蔵庫や洗濯機もあり、温かいシャワーが浴びれて庭もあって海は近いと物件と場所にしては安い家賃に釣られてきた自分は要反省。もっと想像力と直感を研ぎ澄まさないと大火傷する
ここで彼から学んだ事を今後に生かしていこーと思う
