
ガソリンも満タンにして海を目指し走っていると川で何やらパドルしてる人達がいる。SUPだろか?

小一時間程クネクネと山道を走りながら、まだかなぁと思ったらいきなり飛び込んできた大惨事の爪痕の連続に息を呑み写真など撮れなかった。

走りながら戦場のような処で防災対策庁舎を見つけたので黙祷を捧げた。

津波で鉄筋コンクリート製の建物以外は何もない。震災復興で壊された物件もあってより何もない。

コンクリートの基礎だけが残されている風景があり過ぎて爆撃でもされたかのようだ。

まだまだ山積みの瓦礫。道路族と癒着して復興支援金を垂れ流して遠方などに運んだりせずに木々を植える土台に使って緑の堤防作りに役立てて欲しい。

堤防がある海岸線、車を並べてもそう大きくは無いし、後ろの建物全てのみこまれているから人工物は無力に等しい。

三階~四階建ても無力に全て飲み込まれている様を自分の眼で目の当たりにすると、そのスケール感に圧倒されて津波のデカさに言葉を失う。

人と自然界との共生とは何なのだろか?

穏やかな内海を津波が襲ってくる緊張感の想像が嘘のように静まり返ってて怖かった。

四階の高さの屋根に残された瓦礫。驚愕する現実の出来事にただ圧倒され手を合わせた。

下の車の大きさと崖上でも被災した家屋の高さを比べると、津波の大きさが見えてくる。30〜40mの高台でないと生き残れないけど、次はもっとデカイのが来るかもしれない。

荒涼とした風景の中で水揚げ場や仮設の店舗など確実に復興してきているのが嬉しい。

道の端はあらゆる処で瓦礫が残されてる。

漁師さん達と働く舟… この一年三ヶ月を乗り切った地元の皆様と自然界の声に耳を澄ましてみよう~