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ISAO HAYASHI ☆ ride on art of my life ☆ 

東北の皆様へ〜出来る事を支援する

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東北の皆様へ〜出来る事を支援する

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連日、さかなのみうらの倉庫では様々な人達が集い復興への話し合いがされてました。大黒柱の社長といつものメンバーの長さん、島津さんを交えてこの日は美術教員だった社長のお兄様にもお話しを伺えました。物資配給から被災者への支援方法や心のケアの在り方など現場の皆さんの生の声が心に響いてきました。

自分には何が出来るのだろうか?この問いは東北へ行く前からあった気持ちです。

現状を目の当りにして皆さんとお話ししてたら今、出来る事、そして皆様が今だから受け入れれるものが少しづつ見えてきました。

被災した全ての皆様へ支援させてもらうには身も心も一つで力不足でしたが、出会ったご縁ある方々には気持ちで絵を描かせて頂きました。



屋外制作中に話しかけてくれたカツコさん、親戚やご近所、ご友人や知り合いなど沢山が流されて暗い気分の日々を過ごしていたそうですが、「最近になってようやく外に出かけれるようになりました。今日は知人の結婚式で出かけたら壁の絵と貴方に出会って明るい気持ちになり嬉しいです!」とお礼のお言葉を頂き、僕もとても嬉しいです!!桜が大好きだと言うのでお着物の色合いに合わせて桜を描かせてもらいました。またお会いする日を楽しみにしております(*^^*)


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震災直後からボランティアとして広島から三陸へ赴き、一年間をさかなのみうらでで働いてきたユウコリンがこの日で退職して彼の待つ長崎へ行くとの事で被災者のスタッフ方から沢山働いてくれたので是非描いてあげて欲しい!!とのリクエストで夏の海に船出する絵を描かせてもらいました。

一年を待ち続けてる彼氏も凄いです。無事に彼の元へ還ってお幸せに暮らしてくださいね〜


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漁師の古株ミノさんです。滞在中に体調を崩した際には葛根湯とエナジードリンクを分けてくれましたぁ。お陰さまで悪化させずに復活出来ました。大好きな太鼓を叩いている様子を描いて欲しいとのことでこんな感じです。

60代の後半には見えないミノさん、いつまでもモテモテなんでしょうね〜 再会を楽しみにしております!!

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魚屋さんを営むリヨコさんも沢山の友人や肉親が現在も行方不明で思い出すと日々が辛いと話す眼が忘れられません。

辛すぎてここを去る方も居いるけど自分達は出来る事をしてこの街を復興させるんだ!と強い意志を伝えてもらいました。

少しでも明るい希望と前向きな気持ちで日々を楽しむきっかけになれたらと想い、大好きだと仰る海から登る太陽を描かせてもらいました。

強い魂達が諦めずに力を合わせたら、時間がかかろうと三陸が前よりもずっと素敵な町になるはずです!!心から応援してますね〜


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仙台の大学生の皆様が復興支援の見学に来てくれてました。頭で考えるのも大事ですが現場を観ると様々な閃きが湧くものですね。次世代のチカラも取入れてドンドン復興しよう!!!



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週末には大阪のミュージシャンも駆けつけてライブがありました。お年寄りから小さな子供まで束の間の気分転換と解放です。


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僕は子供達と束の間をスケートボードをして遊びました。
男の子も女の子もみんなで笑いながら楽しく過ごせたのはとても良かったです。

物資だけ贈るのではなく、実際に訪れることで本質が見えてきます。相手は人間なので心が通わねば空虚を産み、また悲しみ繰り返しです。人も愚かなのでモノだけあげるともらうのが当り前になったりするし、遊び道具なんて遊び方が分からなかったらまた怪我人とゴミが増えてしまいます。

仮設住宅が無い時は屋根と壁があるだけでも有難かったはずなのに、時が経て一年経ったら日常になり、せまい、隣の音が気になる、便座が冷たい。。震災後に生きてるだけで嬉しかった気持ちから何時しか自分だけ惨めな気分になり不幸が覆うようになる錯覚を打破するのは行政でも民間支援でもなく自分自身しかありません。
どんな所であってもいい所を探して次へと繋げて行かなくては悲しさの世界に閉じ込められて苦し過ぎる。

不幸や悲しみは計り知れませんが辛さから逃げたくて家族を捨ててボランティアと逃げる人も出ているそうで、これはまた違う問題を産み出してます。

せめて子供達の未来を明るくしてあげたい!!という想いもエゴであれば想いとは裏腹に子供達に窮屈な想いをさせるでしょう。

福島を始め被災地での自殺者は増える一方です。辛い時に辛いと言えない辛さ。乗越えられる辛さと向合えない甘さ。誰かが何とかしてくれるではなく自分が行動しないと何も変わらないのが現実です。

もっと時間を作ってみんなと遊びにまた来よう!と強く想いました。

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どこにいても時間は過ぎていきます。
必要とされる場所へ出向き今出来る事をする

そんな想いを現実に出来るのも皆さんのお陰で現実に成っている訳です。今後もライフワークとして、この日本で、この地球で、この世の中で、出来る事をやらせて頂きますが何をするにもつきまとうのは金の問題でもあります。

復興支援金の行方や電力会社と政府、メディアの癒着が産み出した原子力村の悲しい虚栄は今も国民の総意とはかけ離れた進路を歩み、世界を不幸へと道連れにしています。

殆どの人達が脱原発と言っているのに、金で魂を売ってしまったメクラ達。

震災後に復興を掲げて他県から入って来た金儲けの人達もいます。被災地支援ボランティアを有料で連れて来て儲けてる旅行会社もあるし、人の善意につけ込んで荒稼ぎしている輩は地獄に落ちる事でしょう。

世界中から集まってるはずの募金は全額救済に支払われてないのが現実のようです。赤十字運営をはじめ跨いだ所に半額も?盗られている??などメディアに載らない本当?なことも見聞きします。

最初は僕も個展会場で販売したチャリテー作品の売上げは募金しようと想ってましたが、やはりお金の動く経緯がハッキリしないのと自分で届けたい気持ちが強くありました。時間はかかりましたけど、この機会に東北へ行かせてもらえて僅かでも自分に出来る絵を描かせてもらえたのは震災から一年以上が経過して世の中から忘れ去られてしまうことや困難と立ち向かう人の可能性を再確認する意味でも、とてもいい経験でありました。

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滞在中もゴォオオオオ!!!と地鳴りと共に襲ってくる強い地震には今までに感じた事のない身も震える恐怖を実感します。三陸沖地震特有の現象の様ですが震災時の揺れと恐怖は半端では無いのだとほんの少しだけ分かりました。

愚かなことに眼に見えない放射能が世界中にバラまかれている中、復興とは一言ではとても片付かない現実の道のりは険しく続きます。これからもチカラを合わせて乗越えて行くしか方法はないのです。

絆という文字を書いて自慰行為している方々のやり方では繋がりは保てなくなってます。

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そして今まで被災者と言われてきた方々はもう身の回りの物も揃って持っているのだし、何時までも被災者ではなくこれからは復興者として明るい将来の為に勇気を持って開拓して生きましょう!!!

何をするのにもつきまとう金に飲込まれないように!津波に飲まれた経験を大切にして次世代へと繋げることが現代人の役目なのは間違いありません。

不幸中の幸いは幾つかあります。こんな事でもないと生きることはタダだと想うほど安心しきった日常がでっち上げだったことが分かったり、自分だけは安全な所へ逃げようとする人達が己の小ささを露出したりして人の振り見て我が振りを考えさせてもらえた事、そして自然の力は人の想いなど及ばない程に大きなチカラで動いていることは否応のない事実だと分からせてもらえたこと。


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これだけの痛みを負ってもまだ気付かぬ者も多くいます。

今の現状は天災から人災になっているのも事実で悲しいけどこれも乗越えないとならない人類の宿命なのでしょうが、海を汚したら全ての命は生きていけないのに何故わからないのか?

電気と引き換えに放射能汚染を続けているのを最近になって皆がようやく知りました。愚痴を言っても何の解決にもならないし、海や山、草むらで暮らす沢山の命を人の都合で増やしたり減らしたりして自然界だってもう黙ってないでしょう。海が生命線である漁師達でさえタバコを海やそこら辺にポイ捨てする始末。人に罰が当たっても仕方がないかもしれません。

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この宇宙は全てが繋がって成立ってます。人だけが生きている訳ではないことを今一度感じる為にこの震災が訪れて知らせてくれているのだから大きな揺りかごである自然界への敬意を改めて示す時です。

死ぬ時は物資的なものは何も持っていけません。今、持ち合せてる魂を如何に納得するか、喜びも不幸も味わい困難に立ち向かわないと成仏は出来ないことでしょう。

この震災後の状況を目の当りにして自分に出来る事は絵を描くことでしたが、人の生きる力の根源でもある芸術はやっぱり本来は値段など無く自由な表現であり、人の生きる活力なのだと皆さんの笑顔から再確認させてもらったことは大きな血と也、肉と成りました。今後の糧になるのは確かです。

今回の支援活動に伴い画材や活動費をチャリテー作品の売上げから払わせ てもらいましたのでご購入して頂いた皆様に心から感謝の気持ちをお贈りいたします。

次の仕事を終えたらまた東北へ行くぞ!!





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ISAO HAYASHI
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魂の表現と命のあり方を探求するブログ。

絵を描き表現するのが生業。島で子育てしながら畑で汗かいたら海で波乗り。大自然の息吹の中で心を整えながら家族とこの星でサバイヴちぅ。

生まれてきた意味を味わいながらずっと自由でありたい。

ブログに掲載する写真、文章などを転載する際は[isao hayashi " ride on art of my life " ]のクレジット表記とリンクをお願いします。

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