先週に行った旅の回想してみる
電車で辻堂まで行ってSeiji & Satopyと合流して東名を一路、名古屋方面へ向かう。
街をぬけると山々がきれいで自然の息吹を窓越しに感じて癒された。
250kmくらい走ったところでみた海にゾクッとした。
ポイントへアプローチする途中にはいくつも畑があって春キャベツの収穫がそこかしらでされていた。働いている方々に感謝。
ついた所は断崖絶壁が切り立つ下にビーチがあり、ものすごい景観だった。
ハイタイドヘ向かう時で波は小さかったけどアウトサイドで割れていたのでロングボードで遊んで1Rしたあとにショートボードをグラブしてショアブレイクで夕方暗くなるまで遊んだ。
日没時の海と空の色はピンクや紫が暗くなってゆく青い世界にゆらゆらと溶けていた。
「あ〜なんてキレイな色なんだぁ」と心に焼き付けていた時間が今でも凄い宝物の時間。いつか絵にしようと誓いながら観ていた自分を忘れたくない。
seijiがもういくよ〜とビーチに知らせにきてくれたので上がると、空はオレンジから紫がネイビーに覆われ太陽のチカラは陰をひそめようとしていた。待っていてくれた仲間の手前、急いで着替えて宿までの道のりを急いだ。
一日の中で一番きれいな時間は日の出と日の入りの時刻だと想う。
夜は飲みながら色々な話をして盛り上がった。大きな風呂って気持ちいい。気分を変えるってとても重要なんだと旅にでるとわかる。自分のことを客観的に見てくれる友人はとても大事だと改めて気づかされた夜。
午前3時半を過ぎても止まない豪快なイビキのサラウンドを、無いものとして捉えて精神の外に置くといつの間にか寝て朝になっていた。
起きてすぐ外にでると飯を買って海を見に行った。
なんかうねってる!
でも朝イチはハイタイドでボヨンボヨン
たまーにセットがきてるけどスローな感じ。
さっき買ったイチゴのパンと飲むヨーグルトを胃に流し込みながら、この後にどんなセッションになるのか考えた。
悪くないサイズだ。ウネリはヒットしてるから潮がひいてきたらよさそう
帰り道に浜に打上げられたゴミが眼についたから拾って戻る途中、小さいな黄色い春に出会う。
集めたゴミは朝ご飯を買った店のゴミ箱に燃える、燃えない、リサイクル、とそれぞれ別けて入れた。その後はどういう流れでどうなるのだろう?
丘を下って海に行き浜を歩いてまた丘をあがる。天気も良くて朝からいい運動になったからすで汗ばんでた。宿に戻るとNYから名古屋へ法事に来て合流したマスターノグチと数年ぶりに再会して懐かしい顔ぶれでみんな一緒にサーフィン出来る喜びに期待が高まる。皆が支度する中で、まだ時間があると思いシャワーを浴びるも「行くぞー」と慌てて外にでる。するとVWが昨夜に出てたガス漏れの症状にまたなっててエンジンを覗きながら原因を探すもしばらくすると漏れがなくなるのでサーフィンへと出発した。
みんなでポイントを見て回る。あるメジャーなポイントに行くと既にいいブレイクで、波質がいいだけにとんでもない人が波待ちしていた。その数を知りながら我々4人が入って数を増やすのは気が引けたので朝イチでチェックしたポイントのアウトサイドへ入ることにした。
ゆっくり支度して、潮が引き始めて波が大きくなってきた沖をめざしてショートボードでパドルアウトした。沖に出るとたまにオバケセットが来てピークにいる人を一掃していた。頭半くらいのセットを数回見てタイミングを計りながら待つと、自分の前に絶妙にいい感じのウネリが盛り上がり始めた。それにあわせてパドルをするとスーっとスムースに板が走り始め、そのままなんの躊躇いもなくさっと立ちあがると波と自分が融合してくようなモーションに身を任せてなすがままにボトムターンするとド〜んと長〜いフェイスが見えて自然にレールが入りどんどん板が走っていった。少し屈んだくらいで板に乗っていると次の瞬間に聞こえていた音がなくなって耳がキーンとした。
前方へ走るフェイスある反対に水の飛沫とキラキラと光るカーテンが見えて、そこを抜けると聞き慣れた波がブレイクする轟音の世界へ飛び出した。
波のフェイスはまだまだ続いていたのでスピードに乗ったアップスとカットバックを5回繰り返し勢いに乗った状態で最後にクローズしようとする波のリップから空へと抜け出た。
空中を飛び重力に引かれ落ちながら僅かな間に、少し前に起きた事がすぐに頭の中で整理できなかった。ものすごい興奮と歓喜が沸き起こり充足した気持ちに満たされて笑顔でピークへとパドルバックした。
波待ちしながらさっき起きた事は何だったのか?本当に現実だったのか?
いまいち夢の中だったような無音の別世界の味を思い出していると地元の青年が隣にきて「さっきのすげーキワドイとこにいましたねぇ〜」と話しかけられた。「ストールしてもっといたかったけど潰されるのが怖くて抜けちゃった」と言いながらさっきの事が現実だったと確認した。
客観的に見られたことやローカルと話したことによって、その時に自分がチューブに入っていたことを改めて分かったのだけど、あの状況は上手く言葉で表現出来ない宇宙だ。
結局この日はチューブに乗った1本があった僅かな時間帯以外は、もの凄いカレントと潮目でグジャグジャになっていたものの板を変えて午後過ぎまで海に入っていた。午後になってアウトからインサイドに場所を変えると人が増えてごった返し、前乗りしてきた人のボードをひいてしまったが回りの皆と誠意をもってケア出来たので身体に怪我しないで良かったと最後は笑顔でこれからも海では気を付けようと話し合えた。
午後3時までの地元の食堂に入るとサーファーだらけで賑わう中、評判の天丼を食べる。野菜やエビなど普通のものに比べると2倍乗ってて満足まんぷく。
その後は約300kmの道のりをsato-pのドライブで走り関東に戻る。
日が暮れて行く中で長距離の運転ホントにお疲れさまでした〜
寝たら悪いと思いつつも何回か気を失ってました。。
思い返すと天気も良くて波にも当たった最高の遠征だった。
もっと日本を知る旅をしたいなぁ〜
あ〜 テューブライドまたしたいよぉ!!!